章序論1
1.1 研究目的と背景1
1.2 先行研究と問題点2
1.2.1 植物に関する意味的研究2
1.2.2 植物に関する文化的研究4
1.2.3 植物に関する認知的研究7
1.3 研究の流れと方法9
1.4 まとめ13
第二章認知言語学のアプローチ14
2.1 認知言語学のメタファー理論15
2.1.1 メタファーの身体的基盤18
2.1.2 経験のゲシュタルト19
2.1.3 メタファーと類似性21
2.2 メトニミーとシネクドキ21
2.3 カテゴリー化25
2.3.1 プロトタイプと拡張事例27
2.3.2 イメージ形成とスキーマ29
2.4 メタファーと文化32
第三章植物の慣用表現についての認知的分析34
3.1 記号化と意味拡張35
3.1.1 漢字記号の位置づけ35
3.1.2 漢字とイメージスキーマ37
3.1.3 漢字と連想プロセス40
3.1.4 漢字と植物の社会文化的背景42
3.2 植物と認知プロセス―「木」と「草」を中心に48
3.2.1 「木」と「草」のカテゴリー化48
3.2.2 身体的経験と意味拡張49
3.3 植物と認知プロセス―「花」を中心に58
3.3.1 「花」のイメージ形成58
3.3.2 「花」のカテゴリー化59
3.3.3 「花」と意味拡張のメカニズム73
3.4 まとめ80
第四章日中両言語の植物のメタファー82
4.1 「人間は植物」の概念メタファー82
4.1.1 植物のメタファーの身体性82
4.1.2 「生」と「死」のメタファー87
4.2 植物の人体領域への写像96
4.2.1 女性に関するメタファー96
4.2.2 男性に関するメタファー111
4.3 植物の感情領域への写像116
4.4 植物の精神領域への写像128
4.4.1 「植物は美徳」のメタファー128
4.4.2 「植物は性格」のメタファー145
4.5 植物の社会構造への写像149
4.5.1 身分と地位のメタファー149
4.5.2 勢力のメタファー154
4.6 まとめ156
第五章植物の詩的表現と認知プロセスの諸相157
5.1 自然描写と認知プロセス158
5.1.1 自然描写と言葉の身体性158
5.1.2 自然描写と感情移入164
5.1.3 五感の身体性と共感覚の修辞性170
5.2 レトリックと認知プロセス174
5.2.1 花言葉のレトリック性174
5.2.2 連想プロセスと主観性175
5.2.3 知識フレームの制約179
5.3 ブレンディングと認知プロセス181
5.3.1 イメージのゲシュタルト性182
5.3.2 日中文化の繋がりと変容190
5.4 まとめ191
第六章結語と展望193
6.1 本研究成果193
6.2 今後の研究の展望199
6.2.1 文化的意味と異文化コミュニケーション199
6.2.2 言語教育の場への応用200
参考文献202
外国語参考文献202
中国語文献206
例文出典及び使用するコーパス214