目次
序章 001
1 坂口安吾という作家 001
2 日本における「アジア太平洋戦争」とは 002
3 先行研究と考察対象 006
4 研究方法 010
第1章 坂口安吾の「アジア太平洋戦争観」(1931年~1945年) 011
1 『盗まれた手紙の話』における皇国史観批判Ⅰ 015
2 『イノチガケ』における皇国史観批判Ⅱ 033
第2章 戦時から戦後へ 056
節 坂口安吾における戦後社会の「実相」(1945年~1950年) 063
1 『白痴』における<明日の希望>の意味 063
2 『外套と青空』における「家制度」否定 077
3 『女体』における肉体の敗北が意味するもの 089
4 『不連続殺人事件』と法律改正の問題 106
第2節 坂口安吾における「再軍備」反対(1950年~1955年) 122
1 『明治開化安吾捕物帖』の「狼大明神」における<神>の意味 122
2 『神サマを生んだ人々』における天皇制批判 140
3 『狂人遺書』における再軍備批判 156
終章 176
参考資料 178
あとがき 185